日本最大級のリーチを誇るプロゲーミングストリーマー集団「父ノ背中」。その中でも若くして圧倒的な実力を見せつけるAppleさん。彼がプロゲーマーとして、ストリーマーとしてどんな目標を持っているのか?見据える未来をインタビューで直撃。

FPS歴は10年以上。父ノ背中に入る前から大会に出場することもあった。

―― Appleというプレイヤーネームの由来を教えてください

Apple:これは元々Appleの製品、iPhoneやMacBookが好きだったのが理由のひとつです。それともうひとつ「オールアップル」というお菓子が好きなのもありましたね。あとはシンプルな名前のほうが良いと思って、素直にAppleにしました。この名前を使うようになってからもう3年近くが経ちます。当時自分は『バトルフィールド4』をプレイしていて、そこで使うようになったのがきっかけです。

―― 現在は『レインボーシックスシージ』をメインにプレイされていますが、それ以前はどんなゲームに触れてきましたか?

Apple:基本的には無料のオンラインゲームを浅く広く遊んできて、『クロスファイア』とか、『サドンアタック』に『Alliance of Valiant Arms』に、とにかくたくさんプレイしていました。『クロスファイア』は小学5年生くらいのときに初めて触れたんですけど、このあたりが僕とFPSの出会いですね。その後『バトルフィールド4』に出会い、1年以上続けてプレイしていました。

―― ということは、すでにFPS歴は10年以上に?

Apple:そうなりますけど、中学時代はバスケットボール部に所属していたこともあって、一旦ゲームから離れていた時期もあります。

―― FPS以外ではどんなゲームを遊んできたのでしょうか。

Apple:FPS以外となるとほとんど触ってこなかったですね。友達と一緒に『大乱闘スマッシュブラザーズ』を遊ぶくらいでした。基本的に飽き性なので、RPGをプレイしても途中でやめてしまうんですよ。クエストとか、お使いの要素があまり合わないんだと思います。

GeForce主催の大会では、個人でMVPを獲ることも。

―― 『レインボーシックスシージ』に出会ったきっかけについても教えてください。

Apple:『レインボーシックスシージ』以前は『バトルフィールド ハードライン』をプレイしていたんですけど、大会にもすごく興味があって、実際大会に出場することもありました。ちょうどそのころ、5対5のいかにも大会が開かれそうな『レインボーシックスシージ』が発売されて、「これはやってみるしかないな」と思ったのがきっかけです。実際プレイしてすぐに、esportsの競技になるなという感触はありましたね。

―― 同じく『Fortnite』も、よくプレイしていますよね。

Apple:『Fortnite』に関してはリスナーから「やってみたら」とよく言われていて、ノリで始めてみたら意外と勝てて、視聴者も伸びて手応えがあったので続けています。

―― 『レインボーシックスシージ』で、特に印象に残っている対戦というと。

Apple:GeForce主催の大会があって、チームとしては2位だったんですけど、個人的にMVPを獲ることができたときですね。

―― 得意な戦略、戦い方はありますか?

Apple:相手の裏を取るのが得意ですね。敵味方が入り乱れて撃ち合っているところを避けて、相手が気づかないところでプレイするのが好きです。もちろん相手も裏を取ろうと行動してきますけど、そうならないよう常に先手を取ることも意識しています。

―― 父ノ背中に加入したきっかけについても教えてください。

Apple:大会に出るためにはチームに入らなければいけないと思ってTwitterで探していたら、偶然けんきさんが作ったチームを見つけたんです。調べてみたら学生も多いみたいで、自分と年齢が近いのもプラスになると思って入りました。

―― チームに入る条件は厳しくなかったですか?

Apple:いえ、年齢やゲームのプレイ時間くらいで、あとはけんきさんと直接話をして、噛み合うだけで加入できました。

―― そのときのけんきさんに対する第一印象はいかがでしたか。

Apple:当時は彼も大学生で、初対面でも親しみやすい印象でした。この人だったら楽しくプレイできて、なおかつ上も目指せるんじゃないかと思いました。

―― けんきさんもAppleさんに対して「自分の財産」と言うくらい期待していました。

Apple:チームの中でも一番長く一緒にプレイしているのがけんきさんで、お互いの信頼関係も築けてきたのかもしれませんね。これからもいろいろなタイトルで一緒に頑張っていきたいです。

―― Appleさんから見て、ゲームが上手いと思うメンバーはいますか?

Apple:最年長のかきたれさんはFPSの才能がずば抜けていますね。経験が物を言うというか、判断力がすごいんです。エイム力はもちろん、とっさのときに焦らずに対処できる、落ち着いて状況を見て次へ展開できるのはかきたれさんが一番です。かきたれさんのプレイに刺激を受けることも多いです。まだまだ自分はまだペーペーなんで、基礎から鍛え直さないといけないですね。

自分の考えを察知させず、劣勢のときでも常に冷静であることが強み。

―― 逆にチーム内のメンバーと比較して、自分が一番だと思うストロングポイントはどこですか?

Apple:よく言われるのは、自分が劣勢のときでも常に冷静なところですね。もともと感情を表に出さないタイプの人間で、敵味方問わず自分の考えを察知されづらいというのはあると思います。

―― プロになり、身の回りで変化したことはありますか?

Apple:街中で声をかけられる機会が増えました。最初のころは嬉しい半面、怖いと思うことも多かったですね。以前渋谷で声をかけられたときは、僕のことを知っている人は日本中どこにでもいるんだなと、私生活も気をつけなきゃと思い始めました。といっても、嬉しい気持ちもあるので、声をかけてもらえたら握手や写真も応じるように心がけています。

―― 日のスケジュール感についても教えてもらえますか。

Apple:お昼の12時から夕方にかけて一旦チームとして活動して、21時までが休憩時間になります。休憩中は配信したり、ご飯食べたり自由に使います。その後21時から24時まで練習の時間がありまして、深夜にかけてまた配信をしたり、自主練の時間にしたりといった感じです。寝る時間は朝の6時か7時くらいですね。

―― 自主練をするときは、なにか目標を掲げているのですか?

Apple:なにかしらの課題や目標を決めて、配信しながらクリアしていきます。最近だと個人のプレイヤースキルを高める練習を重視していて、常に自分が劣勢な状況でプレイして、どれだけ相手をさばけるか、クラッチ力を磨くように意識しています。だから自主練中は、あえて不利な状況を作ることも多いです。

―― 食生活という点では、普段どんなものを食べていますか?

Apple:食というものにあまり興味がなくて、とりあえずお腹いっぱいになればいいという感じです。最近やっているのはカレーで、豚角煮カレーという好きなカレーをたくさん作っておいて、ご飯にかけるだけの生活をしてます。その前は牛角煮カレーも作りました。どちらかというと野菜より肉にこだわることが多いですね。あとはそうめんだったり、自分が好きなものだけを食べてます。

―― 生活の中で健康に気を使う機会はありますか?

Apple:けんきさんからもらったCOMPは食べるようにしています。ドリンクタイプもあって、そっちは豆乳のような味なのでコーヒーに混ぜて飲むことが多いですね。だけどそれ以外は特にないです。ただ好きなものを食べて、好きな時間に寝て、好きなことをするのが一番だと思っています。

―― ゲーム以外の趣味だとなにかあるのでしょうか。

Apple:旅行とカメラは趣味で、月に1回は旅行に行くことを2018年の目標にしています。京都とか大阪、あとは岡山といろいろと足を運んで入るんですけど、大阪だとUSJとか、定番のスポットにしか行けていないのが正直なところです。今後は知る人ぞ知る秘境にもチャレンジしたいです。

―― YouTubeにも旅の様子を収めた動画をアップしていますよね。

Apple:プロゲーマーだとゲームの動画に縛られがちなので、たまに実写の動画をアップするとリスナーの皆さんも喜んでくれるんです。こういったゲーム以外の動画も定期的に見せていきたいと思います。

―― 旅というと、あどみんさんやけんきさんと一緒にスノボーへ行った話も聞きました。

Apple:あれは完全にあどみんさんの気まぐれです(笑)。あどみんさんは以前からやっていたみたいですけど、僕とけんきさんはまったくの未経験で、行ってみたらどうなるのかな、程度の軽い気持ちだったんです。人生初のスノボーは…全然滑れなくて、体力的にもきつかったです(笑)。

―― Appleさんはストリーマーとしても活躍していますが、動画ではどんなことを意識していますか。

Apple:ストリーマーというと最近では子どもたちの憧れの職業になってきているので、そんな思いを壊さないよう、憧れの対象となれるよう意識しています。あとはファンとの交流も増やしていきたい思いも強いです。最近はチャンネル登録者数も増え、コメントにひとつひとつ応えていくのが難しくなってきたんですけど、新しいファンを増やすためにももっと積極的にやらなければいけないと感じます。

―― 動画ではBGMを付けたりと、演出面にも力を入れている印象がありますが、なにかこだわりはあるのですか?

Apple:BGMとキルのタイミングが合うようにして、リスナーがより盛り上がれるように気を配っています。ただ単に流しているとキルの瞬間も曖昧になってしまうので、最適なタイミングでBGMの盛り上がりが来ると、それだけで動画の面白さが増すんです。

―― 今後YouTubeで挑戦してみたいことはありますか。

Apple:これもファンとのコミュニケーションの一環で、気軽に会話できる雑談配信はしてみたいです。いつもは聞けないようなこともどんどん質問してもらって、僕も答えられるようにしたいです。

―― プロゲーマーとしての今後の目標や、夢があれば教えてください。

Apple:出られる大会があればそこを目標にして、もちろん世界1位を取れるように頑張りたいです。将来のことだと、自分が好きなことを好きなようにできる人生設計にしたいので、それを実現できるよう時間を無駄にせず日々を過ごしていきたいです。

プレイヤースキルの向上だけでなく、ファンとの交流も増やしていきたいと語ってくれた。

どこか寡黙な印象があるAppleさんだが、話を聞くとファンのことを思い、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が垣間見えた。ファンの応援を背に、これから先どう成長し、どんな戦いを見せてくれるのか、今後のAppleさんの活躍に期待!!

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